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  • 執筆者の写真Kosaku Toyoshima

32bit整数音源データ作成の旅

ハイレゾ音源ってあるじゃないですか。その多くは96kHz/24bitのデータだったりしますが、デジタル化された音楽を楽しむ起点になったCDの44.1kHz/16bitからデータ増えました、って話で、


巷で「32bitのDAコンバーター載っけたプレイヤー」も出ていますが、「元のデータって24bitまでしかないよね?」って素朴な疑問もあり、会社で有志募って


「32bit整数の音源データ作ってみようぜ〜」


という部活動的なことをやっております。


ちなみに、私自身はシビアなハイレゾ音源の聴き比べとかは出来ないんですが、あるときプレミアムオーディオの再生環境で圧縮音源と非圧縮聴き比べたら「あーこれ(ハイレゾの情報量)一回味わったらもう戻れないかも」みたいな感覚を味わいまして、まあ聴き分けができるくらいの再生環境を用意できるのはまだ富裕層限定なところはありますが、


いろんな人がハイレゾを手軽に楽しめる時代が来ることを想定して、あとVRみたいに、デジタル化された情報は人のリアルな感覚に近ければ近いほど没入するので、音声系でそれ追求する意味はあるんじゃなかろうかと。あと人間の欲求際限ないですし。


とは言いつつ、私DTMは嗜んではいるもののほぼ打ち込み専門で、マルチトラックレコーディングの経験はほぼ皆無、マイキングなんて職人芸むりむり、という状態だったので、まずは練習も兼ね、96kHz/24bit環境で、お友達のミュージシャンに(ノーギャラで!)協力してもらい、音録りしてました。


ラッパ録ったり


ギター録ったり(写真はジャズギタリストの松井さん)


ピアニストにショパン弾いてもらったり


ヴァイオリニストに無茶振りしたり


合唱部に歌ってもらったり


それで、先日ようやく本番用の機材、つまり32bit整数で録音できる機材が到着したので、立ち上げを行ったのですが

(パソコンの下にあるやつが、SteinbergのAXR4Tという、史上初の「32bit整数」の録音ができるマシンになります。)


32bit整数で録音しようとすると、DAW(録音するためのソフトウェア)が今の所Cubase AIかNuendoくらいしかないんですよ。


普段は私Logic使いで、しかも打ち込み専門だから使う機能も一部なもんで、ハードウェアとソフトウェアが両方変わっちゃってゼロから勉強し直しに近くて、幼稚園児に戻った気分ですが、暇を見つけてまずは収録Readyな状態までがんばってもってきます。


32bitの音を聴ける日はいつくるのか!!?そして本当に24bitとの違いが聴き分けられるのか!?

ご期待しないで待っててください。


※ちなみに音源が24bitでも、出し側で32bitにすることにはそれなりに意味があって、出口に余裕があることで、より素材の良さが活かされる、みたいな話だそうです。


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