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NUMBOUTDUB METHOD宣言

  • 執筆者の写真: Kosaku Toyoshima
    Kosaku Toyoshima
  • 2019年5月17日
  • 読了時間: 5分

更新日:2019年11月7日

ナンマンダブ・メソッド!


名刺リニューアル以降、ありがたいことに新しい仕事の機会を頂くことが増えたのですが、同時に


「名詞に書いてある、このNUMBOUTDUB EXPERIENECEって何ですか?」


ってご質問を頂くことも増えまして、


昨今、〇〇メソッドって付けないとそもそも認知すらしてもらえないこともありますので笑、あらためてNUMBOUTDUBメソッド、という形で宣言させていただきたく思います。

余談ですが、こんまりメソッドってあれ、キネシオロジーの一種の変化型だと思うのですよね。


このサイトの看板、NUMBOUTDUB EXPERIENECEについては、Aboutのページに長々とあるんですが、名詞渡した初対面の人にそれ読んでください、ってのも無粋ですし、そもそも長文が読めなくなる傾向(ちなみに、3行で要点を読める、というようなインスタントな情報は、当然のことながらインスタントに消えます)にネット社会は進みますので、必然的にもっと噛み砕いて言わざるを得ない状況になります。


どうでも良いですが、先日異動に際しての着任の挨拶を3,000字くらいのテキストで関係者へ送ったのですが、それすら第一声が「長い」ですからね笑。


ちなみにデータ量で言うと、テキストデータと動画メディアは10の3〜4乗ほどの差がありますが、インプットされるデータ量と、脳のメモリに残る量は完全に逆行してます。


テキストはそれを摂取するプロセスによってメモリに残りますが、欲求としては動画を欲するというパラドックスになってますので、人間は視覚を進化させる決定をした時点でこの宿命を背負った、とも言えますな。


最近直にお会いした方にNUMBOUTDUB EXPERIENECEをご説明差し上げる型としては以下のようなものとなります。


  • (日蓮宗の方には馴染みないかもしれませんが)日本人が慣れ親しんだ「ナンマンダブ」って音の響きがあるじゃないですか、NUMBOUTDUB EXPERIENECEは音で言うと「ナンマンダブ エクスペリエンス」で、要はまあダジャレなんですけど、ナンマンダブな体験を普及したいと思ってるんですよ。


  • ナンマンダブな体験ってどういうことかというと、ナンマンダブと唱えるときって、それは例えば死者への弔いであったりすると思うんですが、死者の存在を生きている自分に重ね合わせることにより、生の実感を得る、もしくは生の実感を欲求として得たい、という意味もあると思うんですよ。


  • それで、ダジャレ、というのは、このNUMBOUTDUBという文字、これはNUMB+OUT+DUBの3つに分解されるんですが、最後のDUB、これはダブ・ミュージックというジャンルの意味合いですが、ダブ・ミュージックって、ディレイという音響テクノジーを使ったジャンルなんですよ。


  • ディレイというのは、音を残響で残すこと、向こうの山に向かって「ヤッホー」と叫んで「ヤッホー」と帰ってくるイメージでだいたい合ってますけど、この残響の重ね合わせをコントロールすることで独特の音場を作り上げることができるんですよね。


  • 楽器を嗜む方は実感されやすいかもしれませんが、音ってのは、発した瞬間に消える、というか、死ぬんですよね。ダブ・ミュージックがすごいのは、この「発した瞬間に死ぬ音」を次の「生きた音」に重ね合わせすることができるようになったことです。


  • これって、さっきの「死者の存在を生きている自分に重ね合わせることにより、生の実感を得る」って話と似てる気がするんですよね。そして、NUMB、これは「目の前が白くなって気を失う」という意味で、OUTしてDUBに入っていく、この一連のプロセスをNUMBOUTDUBは表象していて、「ナンマンダブ」という音とのダジャレ、およびダブルミーニングの関係になっています。


  • 一方で、普段私、ビジネスマンのためのワークショップの設計開発や、ファシリテーションをやってますが、「ふせん」を結構使うんですよ。


  • この「ふせん」は何のためにあるかというと、言葉も音と同じで、発した瞬間死ぬわけですが、ふせんは、その死んだ音の残像を書き留めるためです。


  • これは、言葉を交わすだけだと空中戦になってしまう、という実用的側面もありますが、ファシリテーションというものは、死んだ音の残像の上に、生きた言葉を重ね合わせることで独特の場の力を引き出すことを目的としている側面もあります。


  • こうなると、「ああ、ダブミュージックが目指そうとしていることと、自分が普段ファシリテーションで引き出そうとしている場の力って、本質的には同じなんじゃないか?」と思ってきちゃったわけですね。


  • 自分はダブ・ミュージックのエッセンスを注入されたジャズ・アーティストとして音楽も嗜みますが、「遊び」と「仕事」として断絶していると思っていたところに、こういった相同性を感じ取っちゃったんですよ笑。


  • 感じ取っちゃったらそれはもう仕方がないことなので、「目の前が白くなって気を失い、ダブ・ミュージックの世界へ誘われる体験」である「遊び」と、「自分と他者との境界が曖昧になった渾然一体から、場の力を引き出す」試みである「仕事」の相同性を一連のメソッドを、多少の思想性をもってまとめ上げたいと思ったんですよね。


  • そのまとめ上げたものを、まとめている途中でも何かしらメソッドとして世の中に還元していくことで、周りの人がもっと楽しく人生に向き合えるようになるんじゃないか?そう思ってNUMBOUTDUB EXPERIENECEという看板を掲げています。

実際このスクリプトをフルで喋ったことないですけど、これでも十分長いですかね笑。

今後はナラティブ性をもっとあげていきますので、どうぞよろしくおねがいします。


ではまた!


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