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ファンク・アンビエントのクロスモーダリティ -OSAWA BIRDWATCHERZ 10周年イベントに向けて- その1

  • 執筆者の写真: Kosaku Toyoshima
    Kosaku Toyoshima
  • 2018年10月22日
  • 読了時間: 4分

更新日:2019年11月8日

バンド結成前夜


俺たちの

掲げた思想は

どディケイド


ジャズ・アーティストの豊島考作です。


11月4日に渋谷 The ROOMにて、ワタクシがトランペット/アートディレクションとして結成当初より活動してきたバンド、大沢野鳥の会/OSAWA BIRDWATCHERZの10周年記念イベントがあります。


このバンドが目指すところは、


「ファンクとアンビエントの融合により、新時代のグルーヴを追求する」


で、言ってみれば無名のジャンルなわけですが、この手のものは良く「ニューエイジ」とかに分類されたりもして、まあ喩えると「乳幼児」みたいなもんですので笑、愛情をもって、見守っていただければと思います。


今回はこのイベントを、バンドにとってのある種の節目ととらえて、この10年を振り返ってみたいと思います。(まあ、例によって独断と偏見による、9割ワタクシの個人主観によるバイアスが多分に混じってますが、お付き合い頂けたらと)


結成に至った経緯は、元を辿ると結成時メンバーのひょんな出会いです。


当時(2000年代中期)、メンバーはそれぞれ学内のファンク(及びロック・ポップその他いわゆる都市音楽)ミュージックサークル、ジャズビッグバンドサークルに在籍しておりまして、いわゆるサークル棟、という所で各々のサークルは活動しておりましたが、そこそこ近代的な建屋で、それぞれのサークルに割り当てされた防音室があったため、普段の活動では、その境界を越えてお互いに交流する、なんて機会はあんまりなかったんですよね。

結成メンバーが学生時代活動していたサークル棟(新D館)

*私より上の世代によると、まあ昔は防音性能も乏しい部室での練習で、お互い練習の音がダダ漏れ、でそれがキッカケで交流、なんてこともあったと聞いていますが、まあ、離散と集合繰り返すのが常ですので。





ワタクシ、大学でトランペットを始めた初心者、ということもありましたんで、ジャズ・ビッグバンドのレギュラーメンバーとして活動している最中は、基本他のサークルのライブに出たり、とか禁忌だったわけです。(まあ、当たり前ですが「初心者のうちは、本業に専念しろよって話なだけですね。)


そういうわけで、基本はジャズ・ビッグバンドのアンサンブル練習中心の、聴く物、読む物ジャズな生活になりましたが、大学入学直前までギター小僧だったワタクシは自然と、ファンクやらロックはじめ、他の都市音楽に関する話題に次第に飢えてきます笑。(ジャズ・ビッグバンドのメンバーの中にも、同じ様な飢餓感があったメンバーはいましたけどね、まあこのバンドに入った以上、費やす時間のコミットメントを要求される、って話なだけです。)


当時ワタクシが憩いの場としてたのが喫煙所ですが、国際基督教大学はちっぽけな大学なんで、喫煙所に集まる連中は、「話したことはないけれど、なんとなく顔は知っている」他人以上、友人未満なグレーゾーンの人も多いわけですが、ここに現・野鳥のバンマスの想さんも良く居たわけです。


想さんはファンク(及びロック・ポップその他いわゆる都市音楽)ミュージックサークルに在籍しておりましたので、当然、喫煙所で交わされる話題もそれに相当するものなわけですが、まあキッカケでもない限り、他人以上、友人未満ですのでしばらくは相互不干渉な時が続きます。


想さんと話すようになったキッカケ、今でも覚えてますが、当時付き合ってた彼女と吉祥寺に遊びに行ったんですよね、そしたら想さんがクレープ売ってまして笑、「あ、いつも喫煙所にいる方ですよね?」って笑


※他人以上、友人未満のグレーゾーンが、いつもと違う環境に置かれると、あっさり友人になる現象って、他にもあると思うんですがこの現象ってなんなんでしょうね笑。コミュニティ学に詳しい方教えてください笑


とまあ、一旦友人になるキッカケが出来てからは話は早いもので、「えっ?想さん、ボントロ吹いてんですか?うちのバンドで吹いてくださいよ」てなやり取りもあり、急速に二人の関係は近づいていきます笑


一方で、ジャズ・ビッグバンドのリードとして、ある程度譜面はさらえるようになってきたこともあり、

※当時のジャズ・ビッグバンドでの演奏映像、色んな意味でこんな演奏はもうできないだろうなぁ、、


前述の禁忌を破り笑、想さんの所属していたファンク・ミュージックサークルのライブに出演する縁を頂いたりしました。(ちなみにやってたのはTOPのカバーとか、SMAPPIESのホーンアレンジ※シンセブラスのトップノートに生のラッパのせると全体で生っぽく聴こえる)

ただ、それでもジャズ・ビッグバンドの練習は週6でしたので、ファンク・ミュージックサークルへの参画は限定的でしたが、こういった活動を通じて、変な話、想さんにも私の実力が認められ?、大学卒業後も関係は続くことになり、それが後に大沢野鳥の会結成へとつながるのでありました。


ってここまで書いて既に2,000字超えちゃったので!笑、

まあ10年をその前フリから振り返ると長くなりますんで、このブログ初の連載モノになりますが、その2に続きます。


遍く人に、NUMBOUTDUB EXPERIENCEを、

豊島 考作


#ファンク・アンビエントのクロスモーダリティ #野鳥10周年への寄稿 #大沢野鳥の会 #OsawaBirdwathcerz

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