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ファンク・アンビエントのクロスモーダリティ -OSAWA BIRDWATCHERZ 10周年イベントに向けて- その4

  • 執筆者の写真: Kosaku Toyoshima
    Kosaku Toyoshima
  • 2018年10月31日
  • 読了時間: 5分

更新日:2019年11月8日

会員は増えるよどこまでも、そして盟友SOUL MATTERSとの出会いへ


無事1st Album "Funk@mbient" リリースと相成ったわけですが、定常的な活動として「打合せ無しの一発ジャムセッション」ってのはやっておりました。

こちら、日付みると2010年の11月14日なんで、1st Albumリリース直後くらいですね。

今でもライブの定番になってるDuck Beatが最初に産まれたテイクと思います。


ただ、コレ5人でやってますけど、次第に勤め人になる人も出てきて、なかなか集まる時間を確保するのも難しくなってきたんですよ。(かく言うワタクシもこのとき会社員になってますけど)


一方で幸いなことにライブへのお誘いはあるので、メンバーを充足しながらギグをこなして行く日々が続きます。

充足ってか、人増えてんですけどね笑


この時期は、ファンクとアンビエントの融合は道半ばにせよ、アルバムというまとまったコンテンツを作ったことで開放されたのか、カバー等にも取り組んでおりました。


こちらはスティングのカバーですね。この頃から、先週もライブしたAPIA 40さんにお世話になりはじめます。


こうした活動をやりながら、2ndアルバムの構想も温めてはいたんですよ。1stの制作期間約1年に対し、2ndは着手までに時間かかってるってのもありますが、4年かかってますからね。なんでそんなに時間かかったか、というと、一つにはメンバーの環境変化も大きいですが、2ndアルバムのために私が書いた"SDOKS"って曲、これは組曲編成の一曲目(アルバムでは2曲目ですが、元の構想では、パーカッションのクロスリズムからの展開)ですが、これが難解だった、ってのもあります。

しかも組曲構想と、途中から風呂敷広がっちゃったので笑、バンドメンバーの多大なるアレンジ能力をもってようやく完成しますが、畳むのに時間かかったというか笑


1stアルバムリリース後、ライブをやったり、2ndの曲ネタを集めたりといった期間がたぶん3年くらい続くんですが、(この記事も当時の写真を横目に見ながら、その記憶を頼りに書いてるんですが、)この間ワタクシは野鳥の活動に専念してた、、、ってわけではなく、先輩に誘われてSalmon Sperm Sparxのヘルプをしたり、と白状するとやっぱ浮ついた活動してたんですよ


今も、昼間の仕事でも「やりたいことが拡散してて、仕事の軸が見えねぇ、何屋なのかアイデンティティがはっきりしねぇ、お前は何のプロなの?」って常に言われるんですけどね笑、なんつーか、学生時代の抑圧の反動か、まぁ単なる生来の浮気性と思いますけど。


たぶんこういった人間は、何も成し遂げることなく死にゆくと思いますけど、これもリベラル・アーツ、全人教育の賜物だとか言うとぶっ飛ばされると思いますが、大学4年間のICUの教育のおかげでワタクシの趣味趣向の範囲が拡張されたのは事実なので笑、結局虚仮威しのまま終わるんでしょうきっと笑。


ただ、矛盾するようですけど、ありがたくも色んなバンドにお誘い頂いた中、お断りしなければならないこともあった中、結局やめずに10年間も続けてるのって野鳥だけなんですよ。ただ、バンド側から見ると、こんな浮ついた野郎にバンドの運営はとても任せられないので笑、結局なんでしょうね、今まで「野鳥の結成メンバーです」と、共同創業者ばりのすまし顔で語ってましたが、単に好き放題コンテンツを投げ込んでただけですな。(それを受け止める想さんはじめメンバーには最早感謝しかないですね!)


途中から反省文になりましたが笑、


2014年からは、その後、今や渋谷で最も勢いのあるDJイベントと評されるSoul Mattersの「バンド生演奏」としての枠が定着し始めます。


たぶんコレ、ソウルマターズの第一回イベントのフライヤーと思うんですが、まさか野鳥が初ライブをやった中野Heavy Sick Zeroに帰ってくるとは、なんだか輪廻を巡って現世に戻る、みたいな適度な帰着感ありますよね笑。


このソウルマターズは、現在進行系で快進撃を続けるイベントですが、先日4周年を迎えたソウルマターズを仮に前期・後期と分けるとするなら、前期のハイライトは、個人的にはRHYMESTERのDJ JINさんをゲストに迎えた2016年のイベントですね。


このイベントでは、ゲストボーカルを2人投入したり、アフロ・アフリカンのリズムボキャブラリーを取り入れたりと、野鳥もさながら総力戦と言った具合でした。


と、ここまで割と活動は順調なようにも見えますが、このソウルマターズと組み始めるまでに、初代キーボーディストのゆみちゃんが辞めたり、このDJ JINさんをゲストに迎えたソウルマターズのイベントを最後に初代ドラマー、長平が活動を休止したり、と、結成時メンバーにとっては結構、感情的にインパクトのある出来事がありました、、、


そりゃ、活動10年ですからね、小学生が高校生になる時間なんで、転校とか転入とかクラス替えとか色々ありますけど、やっぱジャネーの法則からすると、20代以降の時間間隔って間延びしますんで、感傷も薄く引き伸ばされるというか、それでいて大学卒業したての子とかがバンドに入ってくると、また時間がいきなり圧縮されますんで。

そういう伸縮する時間間隔の中でこの10年を振り返ると、もう各出来事の前後関係がわかんなくなったりするんですが。


次回は、このソウルマターズとのコラボレーションを契機に、2nd album "WTRDR" リリースと、DJ大塚広子さんのコンピに楽曲が収録されることになったくだりを書いてみようと思います。



遍く人に、NUMBOUTDUB EXPERIENCEを、

豊島 考作


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